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2013年11月 5日 (火)

「彼らはクレイジーと言われるが 私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから」

前回のブログ(11月1日)では、政治家というものは、必要な時にはルールや掟の枠の外に出る必要があるという言葉を並べてみた。

一応、今回のブログもその続きのような感じ。


先週金曜日に公開された映画『42~世界を変えた男~』を観た。黒人として初めてメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンについて取り上げたもの。とてもいい映画だった。 

この映画の中で、ハリソン・フォード演じるドジャースのGMリッキーが黒人選手と契約を結ぶことを提案するとき、球団スタッフからの大反対に遭う。そのスタッフの一人は、「慣習を破るものは排除される」と注意をする。しかしリッキーは、それを強くはねのけ、結局、野球の世界や歴史を変えてしまう。まさにリーダーが、「使命感」と「覚悟」、そして「勇気」を持って、それまでの掟や慣習を変えたからこそ、その世界は変わった。そんな映画だった。 

ちょっと話はそれるが、この映画で印象的な言葉のひとつが、差別的なヤジを受けたジャッキー・ロビンソンと、リッキーとの会話である。 

ジャッキー 「あなたは、やり返す勇気もない選手が欲しいのか?」 

リッキー 「違う。やり返さない勇気を持った選手が欲しいのだ」

まさにお互いの使命感と覚悟を確認する会話である。 

話を戻す。

続いて、同じく先週金曜日に公開された映画『スティーブ・ジョブズ』を観る。天才ジョブズの伝記的な内容で、映画の中で、彼がアップルに復帰した時に作ったCMのナレーションの言葉が紹介される。それは次の通り。(1997年のTVコマーシャル  

「クレイジーな人たちがいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。四角い穴に 丸い杭を打ちこむように物事をまるで違う目で見る人たち。彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。

 彼らの言葉に心をうたれる人がいる。反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる。しかし 彼らを無視することは誰もできない。なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。

 彼らはクレイジーと言われるが 私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから」
 

ルール、規則、慣習、掟を飛び越え、そして世界を変える。さらに大事なことは「人間を前進させた」ということ。くしくも同じ日に公開された『42』と『スティーブ・ジョブズ』という2つの映画は、共にこのことについて描いていた。

しかし、こうした映画だけでなく、色んな人が「ルールを超えること」の必要性を口にしていいるにもかかわらず、一方でコンプライアンス信奉が大手を振っている。それが分からない…。

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