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2014年2月 8日 (土)

「出来る時に出来る事を出来る人が出来る場で出来る限り」

きのうのブログ(2月7日)では、鈴木敏夫さんの「『どうにもならんことはどうにもならん』『どうにかなることは、どうにかなる』これが僕の人生訓です」という言葉をきっかけに、いろんな言葉を紹介した。それへの補足。

牧師の奥田知志さん著書『「助けて」と言える国へ』の中に、こんな言葉を見つけた。

「今の社会は『しょうがないよ』『仕方がないよ』と、なかなか言わせてもらえないでしょう。でも、それが言える社会でないといけないではないか。諦められないで、とことんやってしまって、それで病気になっている。でも、もう仕方ないよという場面も、ときにはあるのではないでしょうか。そのあたりが生きづらさにもつながっている気がします」 (P50)

たまたまだが、脳科学者の茂木健一郎さんが、今日(2月8日)のツイッターで「コントロールできることと、できないこと」と題した連続ツイートをしていた。その中から。

「一番肝心なのは、『コントロールできることと、できないこと』を識別することである。自分のコントロールできることについては、ベストを尽くす。できないことについては、偶然に任せる」

「偶有性が苦手である、という人は、自分がコントロールできないこともコントロールしようとする傾向があるように思う。だからイライラする。ストレスがたまる。パラメータとして、自分が制御できないことをなんとかしようとするのは、不良設定問題である。だから、最初からやらない」


これまで、このブログでも、何度か「コントロールすること」に関連する言葉を紹介してきた。(2013年5月9日のブログなど)

特に印象的なのは、松井秀喜さんの次の言葉だった。朝日新聞(2012年12月29日)より。(2013年1月10日のブログ
 

「自分がコントロールできることと、出来ないことを分けて、出来ないことに関心を持たないことですよ」

メジャーリーグで活躍している選手たちは、みんなそういう考え方を持っているようである。イチロー選手の言葉が、朝日新聞(2013年10月8日)に載っていた。


「自分でコントロールできないことに関心を持たない。そして、できるだけの準備をする」

そして黒田博樹さん著書『クオリティ・ピッチング』から。

「自分のコントロールできる範囲のことだけをする」

ヤンキースで活躍している(した)選手3人が、3人とも同じセリフを言っているのが興味深い。

うにもならないことはどうにもならない。すなわち、自分でコントロールできないことには関心を持たない。

反対に、どうにかなること、コントロールできることを、やるべきときにきちんとやるということなのだろう。

思想家で武道家でもある内田樹さんは、武道で大切なことについて次のように語っている。著書『能はこんなに面白い!』から。

「身体を『統御する』のではなく、むしろ『解放する』こと、これから起きることを予見したり、あるいは起きたことを定型に回収することを止めて、なすべき動きをなすべきときになすこと。それが武道的な身体運用の要諦である」 (P114)

 

もうひとつ。作家の田中康夫さん雑誌『文藝』冬号に掲載された『33年後の、なんとなくクリスタル』の中にあった言葉を。

「出来る時に出来る事を出来る人が出来る場で出来る限り」 (P75)

とても、いい言葉だと思う。

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コメント

出来る時に出来る事を出来る人が出来る場で出来る限り

自主性を重んじて、出来るんだから、時間があるんだからやりなさいよって周りの人が押し付けるようなことも無くしたいですね。

やってもいいけど、ずーっと便利屋みたいに頼られたらプレッシャーだなって及び腰になることもあると思います。

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