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2014年6月12日 (木)

「社会は可変です。なのに、『何をいっても無駄、変わらない』と思っている人がいかに多いことか。そう思っているから社会は変わらないのです」

きのうのブログ(6月11日)では、「サッカーには世の中を変える力がある」という言葉を紹介した。

これまで、このブログでは「変える」ということについて、いろいろな言葉を紹介してきた。(2013年4月23日のブログなど)(「更新・チェンジ」)

少しストックがたまったので、改めて新しいものを並べておきたい。

まずは、フランスのアーティストのJRさんの言葉。世の中を変えるのはサッカーだけじゃない。『芸術実行犯』(著者・Chim↑Pom)より。


「アートは世界を変えます。アートは直接的に物事を変えるわけではありませんが、ものの見方を変えます。アートが変えるのは世界の見方です」 (P114) 

次は、建築家の坂口恭平さん『偽悪者』(著者・上杉隆)より。

「社会を変えようと思うなかれ。そうではなく、社会を広げるか、増やすべきなんです。どんな人もひとつだけの社会で生きようとしちゃダメなんです」 (P42)

活動家の湯浅誠さん毎日新聞(1月9日)より。

「正しいことをいくら叫んでも社会はなかなか変わらない。正しさだけでは広がりを持たない。貧困問題も脱原発も。異なる考えを持つ人にどうつながるか、どう伝えるか。私が今やりたいのはそこです」

社会学者の古市憲寿さん著書『社会の抜け道』より。

「社会は革命的には変わらないってことだと思うんです。何か新しいシステムを導入するとか、新しい政治家が登場するとか、強大な敵を倒すとか、そんなことで社会は変えられない。社会はちょっとずつしか変わらない。だけど、『新しい何か』が登場して、ダメなものを一掃してくれるっていう革命の願望や欲望には、なかなか抗えないも事実ですよね」 (P245)

社会はなかなか変わらない…。でも、変えることはできるし、変わることはあるのだと思う。

そんな言葉。マエキタミヤコさん『原発をどうするか、みんなで決める』より。 

「社会は可変です。なのに、『何をいっても無駄、変わらない』と思っている人がいかに多いことか。そう思っているから社会は変わらないのです。それはもったいないし、とても悔しいことです」 (P14)

ただ、こんな言葉もある。 

イビチャ・オシム氏雑誌『ナンバー・プラス』(2014年5月号)より。

「変化のためだけの変化ならば何の意味もない。何かを変えたいということを示すためだけに変化をしても、それは変革とはいわない」 (P122) 

こちらも、オシム氏の言葉。朝日新聞(2013年8月26日)より。

「私が思うに、あなた方はあまりに早く考えを変えすぎる。誰かがいいプレーをしていると判断したら、即座に同じようにやろうとする。しかし終始変え続けることはできないし、常に前進を試みるだけでなく、ときには一歩退くことも必要だ」

オシム氏の言葉をもうひとつ。『オシム 勝つ日本』(著・田村修一)より。

「変化を起こすためには、人と違った考え方をしなければならない」 (P329)

こんな指摘も。茂木健一郎さん。『1984フクシマに生まれて』(著者・開沼博&大野更紗) より。

「既得権を持っている方々に変える気がない時には、物事は変わりません」 (P265)

精神科の斎藤環さんは、今の日本は「ヤンキー」たちが中心になっていると指摘しているが、著書『ヤンキー化する日本』の中に、こんな指摘がある。

「彼らは、けっして『社会を変えよう』とはいわないし『社会が変わる』とも実は信じていない。彼らの夢をポエム風にまとめるとこうなる。『世界は変わらない。変えられるのは自分だけ』と」 (P30)

そうだとすると、「ヤンキー」たちの意識が変わらない限り、社会や世の中は変わらないことにもなる。

最後に、ホテルについての言葉。 元リッツ・カールトンのホテルマン、高野登さんの言葉。BS日テレ『久米書店』より。

ホテルとは、変化に対応できることが第一条件だが、その次があって、変化を自分からつくり出していけるホテルしか残れない。新しい動きを、新しい価値とかをつくり出していくホテルしか、これから残れない。新しい変化をつくり出すっていうのは、結局考える社員がどれだけいるのか、ということにかかってくる」

上記の言葉の「ホテル」は、そのまま「社会」と入れ替えられるような気もする。結局、「変わる」ためには、「考えること」が必要となる。

以上。また「変わる」「変化」についての言葉のストックがたまったら紹介します。



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